芳越同窓会の話題からは少し離れますが、先日、脇高を卒業してから進学した東京の大学で、研究室の同級会が45年ぶりに開かれ、参加してきました。ほとんどの仲間とは、卒業以来一度も会う機会がなく、まさに半世紀近い“空白の時間”を抱えての再会でした。
かつて颯爽としていた青年たちは、すっかり白髪が混じり、アンノンを片手に街を歩いていたお嬢様方は、今は愛しい孫を連れて歩くおばあさま。時がこんなにも人を変えるのかと、思わず深いため息がこぼれるほどでした。
ところが、互いに目を合わせ、声を交わせば、ほんの5分ほど。ふとした笑い方に、癖のある言い回しに、あの頃の青春が一気にほどけていきます。皺は増え、体型も変わり、髪も薄くなったというのに、声と表情の奥底に宿る“若さ”だけは、長い眠りから目を覚ましたように私たちの前に現れるのです。
二次会では、思い出のキャンパスへ足を運びました。校舎の多くは近代的に建て替えられ、当時の姿は容易には見つけられません。それでも、学生たちのざわめきの中、ふと古いレンガの校舎を見つけた瞬間、忘れていた景色が一気に胸の奥に溢れ出してきました。
紺色のTシャツにベルボトムのジーンズ、輝く髪をなびかせて歩くお嬢様方。青春という名の光に包まれて、きらきらとメインストリートを闊歩していた私たちの姿が、映画のワンシーンのように鮮やかによみがえります。
あの頃、同じ教室で夢を語り合い、同じ研究室で笑い合った仲間たちが、それぞれの道を歩み、長い時間と距離を越えて再び集う。互いの人生を知り、また笑い合う。
同級会や同窓会とは、懐かしい人に会う場というだけでなく、過去と現在の自分が手を取り合う、不思議な“時の回廊”なのだと感じました。
だからこそ、こんなにも胸が熱くなるのだと思います。
投稿: 梯 哲雄(高25期)

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川口 倫代 (水曜日, 25 2月 2026 21:44)
同窓会って良いですよね!
不思議な時の回廊…。なんてロマンチックな表現でしょう!言葉の選択 素晴らしいです。胸熱です!